持ち家で民泊をはじめる人が多い中、賃貸で物件を借りてはじめるひともいますよね。ちゃんと民泊で収益を出すには、物件の見極めが非常に重要です。
物件の見極めが重要である理由
さて、なぜ物件の見極めが重要なのでしょうか?それは2つ理由があります。
1.マンション管理組合が民泊禁止にしていることがあるから
マンションには、管理組合がマンションの規約を設定しています。その中に、「民泊禁止」を謳っていることがよくあります。禁止にされている場合、仮に民泊をはじめてしまうと、近隣住民から苦情がはいる可能性が高く、また管理組合から注意、ひどい場合は通報をされる可能性もあります。どんなに良いと思った物件でも、管理組合規則を見てから、借りるようにしましょう。
2.重要な要素である立地と間取りが決定してしまうから
継続的な収益化を目指す上で、「立地」「間取り」これは非常に重要です。ここを見ずに適当に決めてしまうと、絶対に上手くいきません。
マンションの管理組合規則に関しては見れば一発でわかりますが、「立地」「間取り」ここに関しては、様々なところを見ていかなくてはならないと思います。では実際にどのように見ていけば良いのか、その見極めポイントをお伝えします。
物件の見極めポイントー立地ー
いまからお伝えする内容は「継続的な収益化」をゴールにしたときの物件見極めポイントです。特に収益化に興味がない方は、お時間がもったいないので「戻る」を押してください。
(1)駅から近いかどうか
東京で民泊をするなら尚更ではありますが、駅チカかどうかは本当にたいせつなポイントです。なぜなら移動手段が公共交通機関であることが多いから。「ずっと車で移動」という人は、都心ならまずいないでしょう。
また、宿に来るとき、重い荷物をもって歩きたくないですよね。旅行中、移動時間というのは極力減らしたいとだれもが考えているはずです。できるだけ駅チカを選びましょう。
(2)周辺環境の生活利便性は良いか
近くにコンビニがなかったりすると、とても不便なものです。逆にあると、とても安心できるものです。スーパーがあれば更に〇。レンタカーを借りれるところが近くにあるのもいいですね。挙げればキリがないですが、考え方はいたってシンプルです。「自分がそこに住んだら、便利かどうか」これを問い続けましょう。旅行とはいえども、「一定期間住む」と考える方が早いです。
(3)人気観光スポットに近いかどうか
ぼくがタイに旅行に行った時は、メインに観光するバンコクを拠点に宿を選びました。みなさんだってそうだと思います。観光するところに近い、これはひとつの価値です。
【応用版】物件の見極めポイントー立地ー
こちらは応用版なので、立地の選び方に自信がない人は、上記の3点を忠実に考えて選びましょう。それでは、応用版です。
例えばですが東京を例に挙げると、ゲストは「何のために東京に観光にきたのか」。これを突き詰めていくと、ユニークな立地の選び方も可能です。いくら一括りに日本であるとはいえども、北海道と沖縄では、そもそも観光の目的が違います。一例として、北海道の観光のみどころの人気ランキングはこちらです。
圧倒的に自然鑑賞ですよね。でも、よく考えてみてください。駅チカの方が便利なのは間違いないですが、札幌を例に挙げると、駅チカは自然に包まれたようなところは少ないのです。であれば、駅チカであることを妥協し、自然に包まれたいようなところに宿の立地として選ぶことも、大いに良いアイディアだと思います。
AIRBNB上の他の方の予約カレンダーを覗くと、こういった宿は実際に北海道にあり予約もかなり埋まっていました。私の公開している宿のうちのひとつは、こういった都道府県、市区町村のエリアの独特な需要に基づいて決定した立地のところもあります。もちろんAIRBNB上では、その独特な需要に刺さるよう、写真と文章でしっかりとゲストに伝えることで、現状は順調に予約を入れていただいております。
何に「価値」を置くか。それはエリアによって変わります。更にいうと、競合(他にも同じエリアに宿を出している人がたくさんいるか)というところも見ていくことも、大切な要素となります。
深く考えて立地を選択したい方は、是非この応用版も見てみてくださいね。エリアの情報は、それぞれの自治体(都道府県、市区町村)がオープンデータとしてインターネット上に公開しているので、是非検索してみてください。無料で見れますよ。