こんにちは、代表の藤田です。
本日は、民泊とホテルの棲み分け についての考えを述べていこうと思います。
まずはこちらの記事をご覧下さい。
参照:Airstair様
ご存知の通り、札幌では完成を控えるホテルが非常に多い状態です。
遡ること3−5年前、札幌市において民泊の予約稼働が非常に高く、
民泊投資に脚光が浴び始めた経緯は、至ってシンプル。
予約が途切れなかった理由は
「ホテルの予約が取れなかったから」
「ホテルより安かったから」
である。
当然、民泊の室内構成もこの理由であるからに、安い家具、家電を用い
チープなデザインであることがおおよその民泊の現実であった。
しかし、コロナが来る半年前、繁忙期の夏、民泊の予約状況に異変が起きていた。
以前の単価で予約が埋まらない、という状態である。
予約が埋まらない民泊の共通点は「安かろう悪かろう」であった。
つまり、札幌市において、宿泊施設が明らかに不足しているから
どんな民泊でも予約が入るという状況は既に無くなってしまっていたのである。
需給バランスの欠陥を狙ったビジネスという認識は、コロナ前にして既に崩壊していた。
話は冒頭に戻り、今後の民泊とホテルの棲み分けに関して、
収益を創出し続ける民泊は、最低でも以下のいずれかを満たす物件であると考える。
・明らかに差別化されたデザイン / コンセプトの物件
・ホテルと同レベルかそれ以上の立地と宿泊価格を実現する物件
・大人数(最低6名以上)の宿泊が圧倒的に快適である物件
記事にある通り、ホテルが民泊の顧客も捉えるようになると、
真剣に物件作りに向き合っていかなくては、民泊は勝ち続けることが難しい事業領域となると見ています。
魅力的な民泊を作り続けていきたいなと考えています。
本日は以上です。