本日は、さらっと札幌市における民泊マーケットの共有です。
住宅宿泊事業者届出受理件数約750件
札幌市内の民泊物件届出受理済物件数のことです。
他の市を圧倒しています。ここまでの数字が出たのは、2つの側面があるからです。
マーケットが民泊向き
1つ目の側面は、賃料と宿泊費の乖離が大きいのが札幌市の特徴です。
賃料が低いので、賃貸物件として契約した上で民泊運用しても、利益が十分に出るということです。
更に、マンション&アパートの空室率も目立っていたので、民泊への転用を検討しやすかったことも挙げられます。
また、ホテルの数もインバウンドの伸び率に対応できていない点もあります。
これら、マーケットが民泊向きという点が札幌市内の民泊物件数増加に繋がっていると見立てています。
札幌市が民泊届出受理に前向き
2つ目の側面は、行政が民泊物件増に前向きだからです。
ルールに従って申請すれば、大抵受理されます。
他の市はそうではありません。全面的に民泊を受け付けないという法令違反の市区町村もあると聞いています。
民泊新法施行日ギリギリまで、届出物件が少ないことに対して、札幌市は対応したと聞いています。
消防適合通知書も、札幌市の申請要件に含まれてはいますが、なくても受理されます。
逆を言えば、消防に適合していない物件がかなり多いという印象もあります。
今後。そういった物件はメスが入る可能性も十分にあります。
以上、簡単な市況共有です。